深沢環境共生住宅ツアーに行ってきました〜。

こんにちは


実年齢は10代なのに、初対面で20代以上にしか見られない
広報部長の竹下です。
この前も有楽町の駅で社会人向けの街頭アンケートを頼まれたのですが、大学2年だと発覚した瞬間、対象外ということで立ち去られてしまいました。
中年になったら若く見られる逆転現象を信じて楽しみにしています(笑)


さて、私は昨日(12/19)企画部主催で行われた「深沢環境共生住宅」を見学するツアーへ参加してきました。


近隣に住んでいる方は、もしかしたら聞き覚えのある名前かも知れません。
この住宅は、都市生活学部の岩村教授が所属する事務所が主導となりプランを提示した建物で、岩村教授を語る上では欠かせないスポットと言えるでしょう。


ツアーは世田谷区で住宅課を担当されている方がビデオ鑑賞→施設見学という手順で全体を案内するという形式。


前回の「東京証券取引所」ツアーでは経済の最先端に触れましたが、今回は打って変わって自然豊かで閑静な住宅街を巡るとあり、ある意味対象的なツアーを楽しみにしていました。


建物を初めてこの建物を見たときと、中へ入って案内をして頂いた後では、自分の中での印象が全く違うものとなりました。
素人目線ながらにぶしつけかつ、稚拙な言い方になってしまうのですが、
初見では、落ちついた居住施設ではあるものの、さほど突出した特徴は見て取れませんでした。



しかし、印象も案内をしてもらうことで、即払拭されました。
一見目立たない箇所にも、環境を考慮した緻密な工夫が施されていることを知りました。




こちらは、住居棟の中央に設けられている「団らん室」
住宅に入居している人は、いつでも自由に使うことが出来るそうです。
私たちは、こちらでガイダンス代わりにビデオ鑑賞をさせて頂きました。
住居の至る所にベンチや憩いスペースが設けられていて、住民同士が交流を深められます。





続いてはこちら!
深沢環境共生住宅の中で、大きな特徴の一つとも言える屋上緑化
屋上緑化と聞くと、今でこそあまり目新しい名前ではないかもしれませんが、実はここは完成から16年経っているらしく、深沢の物件を皮切りに自然環境に配慮した住宅が大幅に普及していったという背景が有ります。
まさに、環境保全のパイオニアですね!
ちなみに、隣に見える屋根には太陽熱を吸収することが出来るパネルが設置されており、
取り込んだ熱は、老人ホームの床暖房に利用されるそうです。


他にも、
・以前建てられていた都営住宅の柱や梁をそのまま利用して花壇の仕切りに用いる
・外壁を円形や四角の形にくり貫いて風通しを良くする
・地下水を施設内に流れる川へと循環させる
など、解説を聞かなければ、とても自分の目では判断できないような細やかな部分まで、環境に配慮した取り組みが施されていました。


このパイオニア的住宅は、今、アジアの中でも環境への研究が途上の段階である国からは需要も高いそう。
韓国では、日本へ旅行に訪れた時の観光スポットになっているというからビックリ!
世界各国にはスペインのカサ・ミラ、日本で言えば安藤忠雄が手掛けた住吉の長屋のような有名な住宅があります。(←少ない知識で瞬時捻り出せた唯一の2軒(汗))
「環境共生住宅」に関しても、環境の重要ではかなり有名な建物で有りながら、近所に19年も住んでいても、岩村教授から存在を知らされるまでは名前すら知りませんでした。


ツアーを終えて感じたのは、実際に教授方が手掛けた作品を目の当たりにすると、予め略歴として凄さを知っていても、違った発見や驚きが有ります。


このようなツアー企画を、学生会は今も水面下で次々と思案して実行まで結び付けようと頑張っています。


最後は、ちゃっかり宣伝になってしまいますが、皆さんに少しでも興味を持って参加して頂けると嬉しく思います。


それでは、今日はこの辺で。